Aug 29, 2018
クラアスさんのSUGOでのシフトポイントは?
意外とイメージと異なっていたのが驚きなまるそうデス。確認大事。
というわけで、モード変換スイッチで比較的狙いのギアを使えるようになったクラアスさんことGRS204クラウンアスリートの、SUGOでのシフトポイントを考えてみました。
これまでは高級車プログラムなクラアスさんのATがアレ過ぎて、そもそもATまかせっきりでした。が、ある程度はギアの指定ができるようになったので、計算してみる事に。ちなみに、現在のワタクシの運転は、
4速全開でホームストレートを駆け上がってきて、スピードリミッターが当たったら適当に5,6に上げてみて、1コーナーへ向けてのブレーキング。
1コーナー侵入までに3速に落として、そのまま2コーナー、3コーナーを抜けます。
4コーナーも3速で走りたいんだけど、勝手にキックダウンされるぐらいなら自分で2速に落として
S字侵入前に3速に。そのままハイポイント、レインボーを通過。
バックストレートで4速に上げて、やっぱりスピードリミッターに当たったら、意味もなく5,6速に上げたりしつつ、馬の背のブレーキング。
馬の背侵入までに3速に落として、そのままSPイン、SPアウトを通過。
最終侵入直前で4速に上げて、そのまま4速で最終コーナー、という感じで走っています。
計算のベースとなるクラアスさんの心臓2GRエンジンは、最大出力315ps/6400rpm、最大トルクが38.4kgf/4800rpmなので、パワーバンドは4800〜6400rpmの1600回転。
また、2GRの出力を伝えるATは6段で、1速から順に3.520/2.042/1.400/1.000/0.716/0.586というギア比。なんだよ、0.5って(遠い目)。
そして、最後にタイヤに配分するデフのファイナルギア比は3.769。いゃ、6速だと350km/h出る設計ですか(半笑)。
あとはタイヤサイズを入れれば、各ギアでのパワーバンドになる車速が計算できます。その結果、
パワーバンドとSUGOの車速グラフを重ねてみました。いゃー、久々だねぇ、パワーバンドが必ず外れるギア比。GTO以来カナ?。
と、ともあれ、こうしてみると、実は1,2コーナー、4コーナー、S字、ハイポイント、レインボー、馬の背は2速ゾーンに入っている事が判ります。じゃぁ、2速を使うかと言うと必ずしもそうはならないのが面白い所。
例えば、ハイポイントは2速ゾーンにギリギリ入っていますが、すぐに2速での上限を超えて行ってしまいます。そのため、シフトチェンジを挟むぐらいなら、最初っから3速ホールドで抜けた方が良さそうです。
また、2コーナーは、回り込みがややきつく、オーバーステアが顔を出しがちなコーナーです。そのため、脱出のアクセルワークはじんわりと踏む必要が。つまり、トルクがあっても使えない状況です。そのため、ここも3速ホールドが吉でしょう。
S字については悩ましい所です。現在はs字前に3速に上げていますが、S字を通過しきるまで2速で抜けられるのなら、その方が安定するとも言えます。2速ホールドは試していないので、ちょっと実験してみる価値はありそうです。が、S字の脱出はFR車の墓場(アウトゼブラを踏んで、スピンモード、S字内側に直角に刺さる)なので、あまりオーバートルクは危険とも言えます。
逆に馬の背については、2速を使うべきでしょう。車速の大きく下がるコーナーだからこそ、低い車速からできるだけ早く速度を上げたい所です。
また、最終コーナーについては、侵入前に4速に上げてちょっと速度を伸ばして、旋回中に3速に落として、3速で駆け上がって、ダンロップ前で4速に上げる、という形の方がベターのようです。問題は旋回中の3速へ落とす際のシフトショックがきちんといなせるか、ですが。
ただ、クラアスさんの心臓 2GRエンジンはひろぉ〜いトルクバンドがウリなエンジンでもあります。最大トルク38kは4800rpmで発生していますが、実は2000rpmも回れば35kgに近いトルクが出ています。その差は1割未満!。
例えば、トルクが盛り上がり始める(可変カムが切り替わる?)3500rpmまで使っていい事にすると、このグラフのようなバンド表になります。これなら、各ギアのゾーンが重なって無理なく走れそうです♪。
しかし、ロガーがあると走った後も楽しめます♪。ちなみに、ワタクシ的にお勧めのロガーは、車種が対応していればODB2から様々な車両情報が吸い上げられるSOLO2 DL、ちょっと古めでODB2接続に対応していない場合はパフォーマンスボックスにマイクロインプットモジュールの併用でしょうか。
GPSデータは「操作の結果」しかわからず、またGPSそのものの誤差が大きく詳細なチェックには向きません。その点、SOLO2 DL、Pbox+MINは、ステアリングの角度や、アクセル開度、ブレーキ圧と言った、「車体への操作そのもの」を記録する事ができ、かなり詳細に分析が可能です。お勧めですよ〜。
また、市販されているGPSロガーの中には、そもそも精度が桁違いに悪いものもあったりします(遠い目)。搭載されているチップの制限で、非常に荒い、推定値しか使ってないものもありますのでご注意を。誤差ありラップタイマーとしてならそれほど問題ないんですけど。
ともあれ、次回走行時には今回のチェックで得られたシフトポイントを試してみたいと思います!。でも、来月はMR-Sさんのアレやらソレやらで、クラアスさんに登場の機会を与えられるか微妙ですが・・・。
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