May 17, 2011
過酷な戦いの果てにあるもの
争いは何も生まないと遠い目をするまるそうデス。切ないのぉ〜。
というわけで、JR岐阜駅を出て黄金のあんちくしょうに逢った足で、そのままモウひとつの岐阜駅に向かいました。それが、こちら、名鉄岐阜駅。
えー、名古屋と岐阜を結ぶ公共交通機関は二つあります。ひとつはJR東海、もうひとつが名古屋鉄道。
せっかく二つも線路があるなら、それぞれにばらけて配置すりゃー良いのに、JR東海高山線と名鉄各務原線はみごとなほど寄り添って路線展開しています。当時の経営陣、ナニ考えてたんでしょうか?。
もちろん、営業はがっぷりと齧り合い、片や最高速度を誇ると、他方は到着時間を自慢する。一方がもともと駅がある近くに、多方も駅を増設しちゃって廃駅に追い込むという泥沼合戦で混迷を極めました。
まぁ、そんな激戦区だから、車掌さんもかなり「キ」ているようでした。
当時、中学生の間では駅員がいない駅に、ドアが閉まる瞬間飛び降りて、ダッシュで車掌から逃げる、というアホンなキセル乗車がはやったことがあるのですが、その日の車掌はよっぽど腹に据えかねていたのかダイヤのズレも気にせず、電車を放置して追走!。悪ガキを捕まえ、胸倉を締め上げ、一言。
とのたまわったというエピソードが(遠い目)。
名鉄さんがドアのから逃げる乗客に切れるなら、JRさんでは逆にドアが閉まるぎりぎるに駆け込んでくる乗客に対してブチ切れ。車内アナウンスで、
と見事なほどに客商売であることを忘れさせるほどにギスギスした運営だったようです(貰涙)。
が、そんな話ももう20年も前のこと。今ではすっかりほのぼのとした田舎の駅になっていました。
ちなみに、写真の「めいてつぎふ」ですが、元の名前は名鉄「新岐阜」という駅名でした。が、JRの岐阜駅が黄金のあんちくしょうが仁王立ちするほどに新しく立派に改装してしまったので、
血で血を洗う戦いはまだ続いているのかもしれません。
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