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Jun 06, 2013

倒立式 or 正立式?

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色々あって面白いけど難しいと思うまるそうデス。さて真実はドコに?。

 というわけで、某所でサスペンションの倒立式と正立式について説明がされていたので、読んでみました。

 ・・・うにゅぅ?。

 説明によると、倒立式のメリットは、

 剛性UP!
 オイル容量UP!
 ガス圧Down!

 ・・・そうなの?。横剛性UPは納得できるのですが、他の2点については直感的に疑問が残りました。

 というわけで、拙いながらも作図してみました♪。真っ黒の部分がロッド、黄色の部分がオイル、薄いドットがピストン、青い部分がガス室です。

 左側2本は正立式、右側2本が倒立式。中央側が縮んだ状態、外側が延びた状態デス。

 同じサスペンションに装着するショックアブソーバーに求められる要件としては、直径の太さ(A)、ストローク量(C)、全長(D)。なので、正立、倒立両者でACDは同じ値を取れるようにしてあります。

 ナニが気になったかというと、倒立式はオイルを入れる事ができるシリンダサイズが、直径、全長共に正立式より小さくなる点です。図中のAとA´、BとB´を見ていただければ容易でしょうか?。確実にオイル容量ダウンです。

 えっと、具体的に計算してみましょう。手元の正立式の車高調のシリンダ直径は52mm。倒立式はアウターケース(青)、摺動部が1mmずつあると、シリンダ直径は48mm。ロッドは太いものでも22mmって事なので正立式にはソレを採用。倒立式は半分以下で10mmとしてみました。

正/倒シリンダ直径シリンダ断面積ロッド直径ロッド断面積差 = 有効ピストン面積
正立式 52mm 212422mm3801743
倒立式 48mm 181010mm 791731


 ロッドの太さが押しのけるオイル量を増大させてしまう、という事だったので、有効ピストン面積を出してみました。・・・アレ?、なんか、倒立式の方がピストン面積狭いんデスが(汗)。そうすると、ガス圧、オイル流量の話も、逆転してしまう気がするのですが・・・。

 むしろ、正立式だとピストン/ロッドの部分だけで発生していた摺動抵抗が、倒立式だとソレに加えてアウターケースとシリンダの間でも発生してしまう事に。ソレってフリクション増えません?(滝汗)。

 倒立式にする事で横剛性UPは間違いないのですが、その他2点についてはなんか納得できませんでした。正しい答えを教えて、エロい人!(爆)。

 ちなみに、パーツが増えることで重量UP、トラブル確率UPって事も問題な気がしまふ。いゃ、横剛性はUPしますよ、必要かどうかはサテ置いて。

Posted at 21:00 in Diary | Comment () | Edit

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