Jul 10, 2015
貴方の人生の持ち主は?
やっと買い戻せたまるそうデス。長かったような短かったような。というわけで、自分の人生のオーナーは誰か、という質問に対してなんと答えますか?。未成年の方なら親だといわれるかもしれません。配偶者やお子さんをお持ちの方は、それぞれだと言われる方もみえる可能性も。でも、多くの方はご自身だと答えるのではないでしょうか?。
が、ワタクシはそれを明確に答えるのにためらいがありました。要因はいくつかあるのですが、そのひとつが”借金”でした。
1994年 288,000円
1998年 1,599,000円
2000年 1,992,000円
2003年 4,212,000円
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合計 8,091,000円
最初の約30万は、ワタクシ自身もあまり意識しないままの借り入れでしたが、残りの約800万はワタクシ自身が望んで選んだものでした。
”でした”という過去形で書くのは、先月半ば、一括返済の手続きを行いました。今日、やっとシステム上でも確認が取れましたのでコレを書いてます。
ちなみに、借金のお相手は、当時は日本育英会。今では日本学生支援機構と名前が変わっています。奨学金です。
そもそも、中学事態は高校進学すら考えてなかったぐらいの貧しさだったのですが、各方面の説得に負け高校は進学することに。足りない費用は国から借りようということで奨学生スタート。ただ、高校で借りれる額など微々たるもの。バイト給料の方が多いという意識でした。30万。
勉強をしたいと思い始めたのは高校中盤。大学へ行にも金が要る。悩んだ結果がやっぱり奨学金。当時の学費が年間のおよそ40万、年間の奨学金額がおよそ40万、生活費さえバイトでまかなえば行ける!。家庭教師を2件はしごして、そのあとフィリピンクラブでウェイター。いわゆるキャンパスライフとは程遠いけど24時間中24時間使い切った日々。160万。
吸収するだけの勉強から、自ら模索する研究に惹かれ修士課程に進学。修士からは奨学金の金額も倍額近くになり、無茶なバイトはせずに生活が可能に。そう倍額。200万。
博士課程。奨学金も初任給カヨ!という金額に。数字にするとココが一番すざまじぃ。400万。
気がつけば総額800万超。R35GT-Rの何とかエディション買える!(笑)。
でも、いっぺんの悔いはありませんでした。自分の好きなことをやりたいように選んでわずか800万。安いぐらい。しかも、利子なし!。素敵!。
・・・ところで、一部の方々にはひとつ告解せねばならない事が・・・(汗)。ワタクシ、実は下戸じゃなかったりします。
大学進学にあわせて18歳の時に家を出る時に自分に誓ったのが、一人前になるまで呑まぬ吸わぬ賭たぬ、の3つ。社会人(?)になってもこの負債が無くなるまでは、自分の人生は自分のものではないと、3つの”ぬ”は継続してきました。
これまで呑みに誘っていただいた皆様、平にご容赦を(滝汗)。
でも、今日ぐらいは少し呑んでもいいのかな。まぁ、20年以上も禁酒禁煙してたから、まったく呑めなくなっていると思いますが(爆)。
先日、奨学金というシステムが問題であるという記事を目にしました。確かに全く問題がないとはいえませんが、デメリット以上に選択できなかったものが選べるようになるというのが大きいのかと。活用させていただいた者の一人としては、この制度はなんとか失われずに続いて欲しいと思っています。
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