Sep 13, 2011
FD3Sに前置きICは本当に駄目なのか?part.4
そろそろ纏めに入りたいまるそうデス。纏めきれるか?(汗)。
というわけで、FD3Sの前置きIC考察第一回「起」、第二回「承」、第三回「転」からの続編となります。読んでない方はソチラから。
そもそも、必要量の37%って少なすぎねぇ?、設計者ナニ考えてるの?、という状況でしたが、実はIC自体の面積はもう少し多かったりします。
というのも、バンパーの開口部より「背」が高く、バンパー内部にめり込んでいたり・・・。IC自体の開口部は幅590mm、高さは280mm。チューブとフィンの高さは変わらないので、
仮にIC全面が活用できれば、ラジエーターの必要面積16万には届きませんが、その55%までUPします♪。
まずは、このバンパーに隠れてしまっている部分を何とかしましょう。
ビフォアー
アフター
写真わかりづらいデスが、バンパーのIC上部と接触していた部分を切りました。これで、行き場をなくした空気が上に逃げて、バンパーに隠れていた部分のICを通過するハズ!。
上側の追加開口部は幅700x長さ40、面積で28000。おおよそICの不足分を埋める程度面積を確保した事になります(面積で1500ほど不足、角度変更によるロスを考えるとさらにマイナス、なのは置いておいて!)。
ICの実質開口部(9万)が満足しても、ラジエーターが必要とする断面積(16万)には、まだまだ不足です(涙)。
上切ったんなら、下も切ってしまえば良いんジャネ?(爆)
びふぉあ
あふたー
ICに阻まれた空気が下に逃げて、ICの下を通って、アンダーカバーに導かれてラジエーターまで届く!。
IC下開口部は幅が700、高さが50、面積で35000!。ICの実質開口部面積と あわせれば12万7千!。
ラジエーターが必要とする断面積16万には届きませんが、必要面積の約76%を確保!。純正IC配置でも84%だった事を考えればソレに肉薄!!。何より対策前の37%に比べれば倍以上!!!。
これでどうだぁ〜!
気温30度を超えるなかSUGOの10周模擬レースを走りきれました!。
嗚呼、ハイランド1/2周も持たなかった子が(涙)。
ただ、必要断面積の16万にはまだ3万程度足りていません。そのためか、低速のハイトルク区間(4コーナーからののぼり)では、水温が上昇傾向に。5周目以降はぎりぎり100度近辺まであがってしまっています。
これ以上のバンパーカットは流石にアレなので、別の外気の導入経路を模索する必要がありそうです。あとは、サクションへの吸気経路を整頓して、熱気を吸わないようにすれば、ICの温度も下がって、ラジエーターへの外気温度も下げられるカナ?。
FD3Sの水温対策はもうちょっと続きそうデスが、とりあえずはここまでのご報告とさせていただきたいと思います。
簡単な掛け算割り算で必要なモノは何なのか、ある程度分析が可能な場合もあるかと。水温管理に限らず、トラブルが起きたらソレはナニが原因なのか、ちょっと考えてみると色々幸せになれるかもしれません。
一番良いのはノウハウを持ったところに対価を払ってお願いする事デスけどね(笑)。
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