Jul 28, 2021
ロジクール製ハンコン用シフターのシフト感改善部品 試作中 G25/27/29/923に
なーんか違う感じを具体化してみたまるそうデス。イイ感じ?。
というわけで、先日ご紹介したようにロジークール製ハンコン用シフターに実車用ノブを装着するアダプタを試作している関係で、ロジクールさんのシフターを触っていたのですが、なーんかしっくりきません。さて、それはなんだろうとシフターを分解したりして考えてみました。で、思いついたのが「手ごたえ」が実車とは乖離が大きいという事。
実車のシフトレバーの縦方向の移動に注目します。シフトレバーは中立位置を中心に「遊び」のゾーンがあります。遊びゾーンは、ミッション内部ではギア等は噛み合っておらず、基本的には力がかかっていません。そのため前後左右にひっかかりはなくユルユルとレバーが動きます。
シフトレバーの傾きが遊びのゾーンを過ぎると、徐々にギアが噛み合い始めます。ミッション内ではシンクロが押されて軸の回転の同期が進みます。その際、シフトレバーには手ごたえが強くなります。この段階で力を抜くと、ギアチェンジは完了せずシフトレバーははじき返され遊びの部分まで戻されます。
さらに傾きが大きくなり、最大値に達するとシフトチェンジが完了します。ミッション内では軸の同期が完了し、ギア同士が完全に噛み合います。同期が完了すると、力を入れなくもシフトレバーは吸い込まれるように移動します。
が、ロジクールのシフターの内部構造を確認してみると、ばねのテンションがかかるボールロックがあり、中立と最大角でノッチが切られていました。これだと、遊びがほとんど無く、中立から倒し始めるのに力が必要で、その後は一定の力で最大角まで行ってしまう事になります。
横軸に角度、縦軸に力を取ってグラフを書くとこんな感じ。特にギアが噛み合っていくところ辺りの感触が大きく違います。
ので、作ってみました。遊びを超えたあたりで手ごたえが強くなるようなプレートを。これで、先のグラフの赤のラインのような手ごたえができます。
お取り付けにはシフターの分解が必要です。プラスドライバー、2.5mmの六角レンチをご用意ください。
そんな、ロジクール製シフターのシフト感改善部品、テスター募集中です。実車用ノブアダプタと同じく、G25/G27付属のシフター、G29/G923に使える別売シフターにお使いいただけます。コレジャナイ感を感じていた方、ぜひお試しください。
ご希望の方は、rdmwcs@gmail.comまで♪。