Aug 05, 2011
K-sportフローティングローター
熱膨張率の差を吸収するのが主な目的だと思うまるそうデス。チャタリング音も防止されてます♪。
というわけで、K-sportブレーキシステムのフローティングローターのご紹介です。330mm以上のキットに限りますが、オプションでフローティングマウントに変更できます♪。
写真の左側がリジットマウント、右側がフローティングマウントです。
K-sportブレーキシステムはベルハウジングはアルミ、外周部ローターは鉄でできいます。さらに、スポーツ走行中はローターがかなりの高温に達するため、アルミと鉄の熱膨張率の差が無視できない数値になります。
リジットマウントはベルハウジングと外周部ローターがボルトナットで直接固定されています。そのため、熱膨張によるストレスが固定ボルト部に発生してしまいます。
それに対して、フローティングマウントは固定アダプターを介してベルハウジングと外周部ローターが固定されており、固定アダプターとベルにはクリアランスが設けてあるため、熱膨張を吸収するする事が可能です。
クリアランスがある=異音の発生原因になることが心配されていますが、K-sportではアダプター部にテンショナーを装備し、チャタリング音の発生も最小に抑えています♪。
強いて問題を挙げれば構成部品数増加に伴う価格の上昇でしょうか(汗)。
あとは、リジットマウントローターでもボルト結合部には熱膨張を吸収する構造をとっており、実質的には問題が発生しないというのもあまり強くお勧めしない理由でしょうか(汗)。実際、ウチのテストカーはすべてリジットマウントローターを使用してますが、一度たりとて問題になった事はなかったり(汗)。
もちろん理論的にはフローティングローターの方が優れておりますし、ビジュアル的にもよりアピール度が強くなるのは間違い無しデス♪。是非お求めの際にはフローティング化もご検討ください♪。