Feb 14, 2016
趣味レーターTAランキング NSXチャレンジin TC2000 さらに首位変動!
この週末は変動が激しいと思うまるそうデス。締め切りも近いデスからねぇ〜。
というわけで、縦G横Gに加えてタイヤ限界も体感できちゃうドライビングシミュレーター 趣味レーターのタイムアタックランキングの2016年1〜2月のテーマNSXチャレンジ in 筑波2000ですが、昨日変動した首位がさらに変動しました!。
昨日首位から陥落した男がリベンジにリベンジで返す!。普段からFD3Sを乗りこなす彼にはハイパワー後輪駆動ならミッドシップだって敵じゃないという事か?!。
が、しかし、実は自己ベストの1分05秒6を切るのにはかなり難航。コンスタントに5〜6秒でまとめてくるものの、どうしても自己ベスト、そして、1/1000秒台で争うライバルのタイムに届きません。
そんな困ったときにはロガーを分析です。
こちらは車速ー距離のデータになります。赤が昨日までの暫定TOP、緑が今日のチャレンジャー。こうしてみると、青縦線の間の区間が緑線が赤線を下回っている部分が大きく、差がつけられているようです。ここは、1ヘアの脱出から2ヘアの進入まで。横Gが大きく左右に振り替えされるゾーンです。
さらに一歩進んでいくつかの要素を足して見ましょう。結果として速度だけではなく、その原因となる操作、アクセル、ブレーキ、ステアリング角度を追加です。
すると一番車速の差があるダンロップしたで、ステアリングを大きく切ることができないことがわかります(青矢印)。また、ブレーキングの時間も長い(赤矢印)。どうも、ダンロップしたの通過ラインの局率が高く、狭いコーナリングをしているようだ。
なぜ、ダンロップ下が狭く曲がらなければならないのか。原因はココにありました。
1ヘアからの脱出において、2速で立ち上がる際、リアが暴れることを嫌ってステアリングの切り角を控えて立ち上がっています。その結果、次のダンロップへの進入の際、コース左側に寄せきることができていません。コース中央からダンロップにアプローチが始まっています。
結果としてダンロップを小さく回ることになり、タイムを落としていました。
ただ、ダンロップの通過速度を上げると、次の左回り込みがコースが足らなくなることも。それならば、ダンロップで十分減速するのも手の一つ、というのがコレまでの走行の組み立てでした。が、しかし、
ダンロップの通過速度(青)とダンロップ先の左回りこみの通過速度(赤)ならば、ダンロップの方が速度が低いことはほぼ確実。サーキットでタイムを縮めることを考えるにあたって、優先すべきは速度が低い部分。 200km/hの部分をさらに5km/h速くしても5%の効果、50km/hの部分で5km/h速くするなら10%の効果。より遅い部分に注力したほうが全体の効率は上がることが多かったりします。そこで、
こんなコース攻略を組み立てました。1ヘア脱出で左に寄ることを意識し、ダンロップの旋回半径を大きく取る。その分、先の左回り込みのアプローチは苦しくなるけど速度調整して抜ける。
が、しかし、こうしたプランや理屈が埋まっても、それを実践できるかどうかはまた別問題です。これまでの運転リズムを変更せねばならず、癖が抜け切るまでには時間がかかってしまいます。なので、多くの方は新走行プランを提示しても最初はタイムが下がることがほとんどです。
が、しかし、これまで多くの模擬レースも乗り越え、後輪駆動の走らせ方も熟知した男は違いました。この幅広いアジャスト能力こそ彼の真骨頂なのかも。
1分5秒5の壁の前で足止めを受けているライバルたちを尻目に、一気に5秒フラットまで到達!。見事にランキング暫定トップに返り咲き巻いた!。お見事!。
が、しかし、時は戦国時代(違います)。さらなる挑戦者が現れるのも時間の問題かもしれません・・・。
ちなみに、ランキングとは別に1分5秒を切ったら「人外」、1分4秒5を切ったら「超越者」判定となります。一体どのランカーが「人にあらざるもの」の域に届くのか?。
と、そんな上位はありえへん勢いで凌ぎを削ってますが、気軽に楽しんでいただけるのが趣味レーターの本来の姿です。人間やめちゃいそうな人々はほおって置いて、腕試し&練習&わいわい楽しむのにもご利用ください♪。皆様の挑戦をお待ちしております!。