Jun 04, 2016
趣味レーターTAR エリーゼ in 袖ヶ浦フォレストレースウェイ サンプル
理解するまでが結構大変だけど理解した先も実践するのが大変だと思うまるそうデス。でも自由自在感はかなり!。
というわけで、縦G横Gを体感できちゃうドライビングシミュレーター 趣味レーターによるタイムアタックランキングの2016年5〜6月は賞金付! エリーゼチャレンジ in 袖ヶ浦フォレストレーウウェイの車両のご紹介。
ライトウェイトスポーツを作らせたら右に出るもの無しのロータスが送り出したハンドリングマシーンが今回の題材であるエリーゼ111R。アルミを特殊な接着剤で溶接したバスタブフレームを持ち、その外側はFRPのボディーをかぶせるという、超軽量志向のマシンです。
111R前の代まではローバーエンジンを搭載し、フレーム周りどころかブレーキローターすらアルミ製!。ただ、アルミローターは製造会社が倒産、搭載していたローバーエンジンも旧式化が進んだため、111Rからはトヨタの2ZZ型エンジン&ミッションを搭載しました。それに伴って40馬力以上のパワーアップを果たしたものの、エンジンフレームなどが鉄化、ABSの標準化等がなされたため車重は900kg程度に増大しました。それでも十分以上に軽いですが(汗)。
そんな強心臓をミドシップにマウントするエリーゼ111Rですが、先代に比べリア側が重くなってしまったため、やや操作性はトリッキーに。そのことがローバーエンジン派とトヨタエンジン派の間に大きな溝を作る事になったとか・・・。
趣味レーター上でもその特性は再現されており、唐突、かつ、過大なテールスライドが起き易くコントロール不能に陥ることが多くあります。まぁ、SW20程じゃないんですが(爆)。
が、しかし、完全にグリップ状態を維持しようと走ると、かなりアンダーステアな特性を感じます。このアンダー側とオーバー側の切り替わりが唐突で、その間の美味しいトコロを使うにはややコツ、というか方法論の切り替えが要りそうです。
ひとつは、ブレーキで曲げること。エリーゼはステアリングはきっかけであることが多く、こじって曲げるタイプではありません。コーナー進入からクリッピングポイントにたどり着くまでの旋回の序盤において、ブレーキペダルの残し量で、わずかに車をオーバーステア状態に追い込んで向きを変えます。そうすることで、基本のアンダーステアを打ち消して曲がっていきます。
が、そのままオーバーステア状態を放置すると確実にスピンします。そこからはアクセルで止める事が必要です。クリッピングポイントちょい前あたりから、アクセルをじわっと踏み、リア側に加重を移し、オーバーステア状態だった車を落ち着けます。加速するためではなく、路面とタイヤとの相対速度を0+αにすることを目的としたアクセルコントロールという感じ。
クリップ通過後からは加速のためのアクセル。強大なミッドシップのリアトラクションを使って、車を前に押し出していきます。
エリーゼの旋回挙動はステアリングだけではなく、アクセル、ブレーキといったペダル操作も使って、より積極的に曲げる姿勢をつくり、それを収める意識が必要なようです。
が、このオーバーステアの加減が難しい。感覚的にはグリップをの限界を100%とするなら、105%ぐらい。110%になったらもうスピンモードに入ります。95%を下回ったら曲がれない。このスイートスポットの狭さがドMなドライバー心をビンビンに刺激します(笑)。
が、操れるようなれば、もう自由自在。他の車では考えられないコーナリング限界を手足すべてを使って操る喜びはロータスマシンならではでしょうか?。
という境地にはまだたどり付けていませんが、サンプル動画はこちら。特に足の操作に注目していただくと攻略の参考になるやもしれません。
手ごたえ的には、ヨーをうまくつかめば19秒台ところか18秒に入ることも不可能じゃないかと思います。ただ、高く袖ヶ浦フォレストレースウェイという決して長くないコースであっても1周をまとめるのは至難です。
そんな攻略難易度上級の賞金付! エリーゼチャレンジ in 袖ヶ浦フォレストレーウウェイ!。締め切りは6/19までですので、皆様の挑戦をお待ちしております!。
あ、上記文章はワタクシの私見ですので、間違っている可能性もございますがご容赦(滝汗)。
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