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Performance Tool
パフォーマンスボックス/Performance Box 用解析ツール

Performance Tool 簡単ガイド

Perfomance Toolはパフォーマンスボックス/Performance Box で計測したデータを分析するためのソフトウェアです。 簡単な操作でさまざまな事が分析できます。 ここではその簡単な使い方を紹介します。
  1. パフォーマンスツールの入手
    RACELOGIC社のパフォーマンスツールDL画面の上段にあるオレンジの「PerformanceTools Setup - English.zip」をクリックして、ファイルをダウンロード。
  2. インストール
    ダウンロードしたファイルを解凍すると、setup-Englishというファイルができあがります。それをダブルクリックすると、インストーラーが起動します。利用許諾、インストール場所等を指定してインストールします。
  3. 起動
    デスクトップ上にPerformanceToolというアイコンができているので、ダブルクリックして起動します。
  4. 画面構成
    PerformanceToolは、4つのウィンドウに判れています。 これらのウィンドウサイズは任意に変更する事が可能です。
  5. サンプルデータのDL
    当社で用意したサンプルデータをDLします。 東北の某国際サーキットを軽自動車で走った時のデータです。テキストデータが表示されてしまう場合は、右クリックして「対象をファイルに保存」を選択してください。
  6. ファイル読み込み
    データファイルを読み込みます。まずは、Load Allをクリック。ファイル選択ウィンドウが表示されるので、最下段の「ファイルの種類」をDriftBox Binary Finesに変更します。そして、先程ダウンロードしたファイルのある場所に移動し、sampleを選択し「開く」をクリックします。
    すると、上記のような画面になります。メイングラフには横軸が時間、縦軸が速度のグラフが表示されます。右下のマップには走行ラインが表示されています。
  7. 設定の変更
    perfoamnce boxの解析ツールについてですが、 DLしたての初期設定にはミスがあるようで、グラフの表示がおかしくなる事があります。 修正方法としては、上記のファイル読み込み後、下記のように操作します。

    Graph Set-up → Channel scaling & Axis setup → Axis Set-up

    すると、グラフを表示する項目一欄がでます。 その項目一覧の一番上「km/h」の左から5番目の「AutoScale」のチェックボックスを クリックしてONにして、上の「Apply」を押して下さい。これで設定が正常に復帰します。
  8. 注目位置の移動
    メイングラフ中央に縦に赤い破線が入っています。これが、注目位置のカーソルです。 メイングラフ上で左クリックした地点にカーソルは移動します。 それに合わせて、右下のマップウィンドウ上の赤い破線が十字に交わるポイントが、カーソル位置での走行場所となります。 また、左下のデータウィンドウもその時点での情報表示に切り替わります。
  9. 拡大・縮小・並行移動
    メイングラフ/マップともに拡大縮小が可能です。 基本的に左ボタンを押しながらマウスを動かす(左ドラッグ)のが拡大・縮小、 左から右に左ドラッグで拡大、 逆に右から左に左ドラッグすると縮小になります。 また、右ドラッグをする事で、グラフ/地図を並行移動させられます。
  10. 区間データの表示
    メイングラフ上でカーソルをシフトキーを押しながら左ドラッグする事で区間データを見る事ができます。 まず、見たい区間の最初の位置にカーソルを移動。そして、シフトキーを押してからカーソルをドラッグし、マウスボタンを離します。すると薄い青色でその区間が塗られ、その下にサマリーウィンドーが表示されます。サマリーウィンドウ内には、各データの起点値、終点値、その差分、最大値、最小値、平均値が表示されます。
  11. LAPタイムの算出
    スタート/ゴール地点を設定することで、ラップ毎にデータを区分する事ができます。 まずは、メイングラフ上のカーソルをスタート地点に移動させます。そしてメインツールバー上の「Set Start / Finish」ボタンを押すと、その地点がスタート地点に設定されます。マップ上ではスタート地点に緑色の○が表示されます。また、「Start /Finish & Splits」を押して、Loadを選択する事で、ファイルを読み込む事も可能です。今回はサンプルファイル「goal」を読み込みましょう。
    スタート地点の設定が終ったら、メインツールバー上の「Lap Timing」をクリック。 すると、各周ごとに区分されたデータ一覧表が表示されます。 各周回数、LAPタイム、MAXスピードが一覧表には出ます。
  12. LAP毎の比較
    一覧表中の「Graph run」の項目をクリックすると、 上記のようなウィンドウが表示されます。 これは、気にせず「Main Run」を押しましょう。 すると、当該LAPのデータのみが切り出されて表示されます。 次に、別の周回の「Graph run」の項目をクリックし今度は「Compare Run1」を、 さらに別の周回を「Graph run」クリックし次は「compare Run2」をクリックします。 (ウィンドウの重なり具合によってはLAP一覧表が後ろに隠れてしまう場合があります。 適宜ウィンドウを移動さましょう。) すると、メイングラフ上に3色のグラフが表示された筈です。
    このようにLAP間でのグラフの比較が可能です。この段階でも、前述と同様にして拡大・縮小・並行移動や、区間データの計算が可能です。どのラップの何処が早く、どこに問題があったのか判断できるでしょう。
  13. 別のデータとの比較
    次に、別の人のデータ、別ファイルのデータとの比較方法です。 これはメインツールバーの「Load all」の右側にある三角印をクリックする事で表示されるメニューから行います。 この「Load Compare File 1」で読み込む事で、ファイル間での比較が可能です。 今回は「参照」画面の「ファイル形式」を「VBOX Data Files」にすると、最初にDLした「compare」というファイルがみえる筈なので、それを読み込みます。
  14. 横軸を「時間」から「距離」に
    グラフの横軸が「時間」だと「いつ」どれぐらいの差があったかは判りますが、 「どこ」で差が付いたのかが判りにくくなってしまいます。 そこで、「横軸」を距離に設定しましょう。 メインツールバーの「Graph Set up」→「Graph Type」→「Speed against Distance」を選択します。
    すると横軸が「距離」になり、おおよその同じ位置での通過速度の差が確認できます。
  15. サーキットの「縁」データを読み込み
    マップを拡大縮小する事で、ラインの差を確認する事はできます。 しかし、サーキットそのものの幅を示すデータが無いと、まだ余裕があるのか一杯一杯なのかが判定しづらいです。 そこで、サーキットの「縁」データを読み込みます。 「Load allの右の三角」→「Load Circuit Map」から「circuit」を選択します。
    するとマップ上にサーキット外縁部が表示されます。こうすればラインの比較もより容易になるでしょう。ただ、このサーキットデータはサーキット毎に作成する必要があります。
  16. Have Fun!
    以上がperformance toolの簡単な使い方でした。 今回は車速のみに注目しましたが、パフォーマンスボックス/Performance Box は加速度や回転半径等の多数のデータを取得しており、さまざまな分析が可能です。貴方も是非♪。
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